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スキージャンプ競技と剣の理 「静止姿勢」と「重心」の関係 [武道:剣柔一体(気剣体)]

ソチオリンピック近くなり、各競技の話題が、多くなりました。私たち剣の理により術の体得を目指す者として、スキージャンプに関心持ちました。日本には岡部・葛西選手など、優れたジャンパーが多く、彼らの技術論・映像は誠に良い教材です。

 

スキージャンプ競技について私は素人であることを前置きして、剣の理からみた感想を述べます。この競技の要点は

1、ジャンプ台を助走する姿勢と速度

2、踏み切り台から飛び出すタイミング

3、揚力を生む飛型・滑空

であると思います。

 

そしてこれは剣の理において、次に相当します。

1、正座なり立位の静止姿勢

2、一拍子の抜き・打ち

3、最小・最短・最弱の等速運動(剣先の描くライン)

 

 

長野オリンピック スキージャンプ競技

 

 

この動画は、原田選手が中心に描かれています。しかしことの本質は、原田選手をはじめ全ての選手が認めていることですが、2回目の一番手として飛んだ岡部選手の飛距離でした。この動画の2:06から2:24が、その部分です。

岡部選手が137m飛んだことによって、後に続くの選手の能力が、最大限引き出されたとのことです。

長野オリンピックの開かれた98年の岡部選手を特集したテレビ番組がありました。それによると98年の岡部選手は、絶不調なため、ワールドカップ転戦を断念し、帰国したそうです。そこで何をしたのか?それがたいへん興味深いものでした。

岡部選手が取り組んだのは、「ジャンプ台を助走する姿勢と速度」についてでした。そしてこれは、居合・剣術を学ぶ者にとって、「正座なり立位の静止姿勢」と「重心」の関係を考える上で、示唆を与えます。

 

参考 合気道とニュートン力学(その2)

長野オリンピックにおける岡部選手が137mの飛距離を生んだのは、「どうしたら助走速度を上げ、踏み切りに繫げることが出来るか?」という研究でした。

工夫したのは、「重心と姿勢」にあるのです。

1、助走姿勢 これは低く。至極当然のことです。実践しようとすれば難しいでしょうが、「低く」の説明で、止めておきます。

2、助走の重心 前か?中か?後か?です。これが大問題です。岡部選手の答えを語ってしまえば、簡単ですが、あえて語らないことにします。

 

そこで、居合・剣術なら重心をどう置くか?どう考えるか?語りたいと思います。

1、剣の運動を、運動の第1法則(うんどうのだい1ほうそく)すなわち

「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」を前提とする。

とします。

2、剣に等速直線運動を続けさせたい場合、外部から力を加える必要がある。

3、外部から加える力が、何か?腕力の場合もある。しかし足腰と体幹の緩みに拠る波状の力が望ましい。だから理想を語るために、腕力は排除して説明を続けます。(楽心館ではこの修錬を「氣と丹田」と説明します)

4、剣に加える力は、体幹から発するものである。その場合その重心は、前・中・後の何処であれば合理的か?

5、与えられた設定条件・養成目的によって、様々な差がある。差を創るために様々な型がある。だから答えも、様々としかいえない。前重心の稽古・中重心の稽古・後重心の稽古。

6、そこでいえることは、「高く、遠くへ」と条件設定された場合は、「スキージャンプの助走姿勢の重心位置と同じ」といえるかもしれません。

 

その答えは、後重心でした。


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