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子供の日 武道教育を考えます [武道館:千葉県千葉市中央区千葉市武道館(末広)]

写真は白子町・茂原市千沢道場の玄関から見える、鯉のぼりのある風景です。

鯉のぼり.jpg






平成555日を、楽心館の創立としています。子供の日にということが、子供の稽古を最重要に考えていることの証明です。
武道家として、子供の教育をどう考えるか。25年経た今日も、最重要な課題です。


一般論として
子供を教育するに、教圧であってはいけません。子供それぞれに天賦の個性と才能を持つのであって、その伸長の手助けなら、教え育てることになるでしょう。子供の心に寄り添うことなく、教える側の価値観や想いの伝達なら、教えは圧力となって子供の個性才能はへし折られるでしょう。これは教育の一般論です。
たとえ武道の鍛錬であっても、この教育の一般論を、逸脱してはならないと思います。それでいて、武道教育の価値は、一段違うところにあるべきです。武道教育の価値は、どこにあるのでしょう。母・父・武道と、比較してみます。

母父の教育
私が小学一年生の頃、買い物の思い出です。方眼紙を、父に言われて買ってきました。ところが私の説明が不十分だったため、必要のないものを買ってしまいました。その結果、方眼紙を買ってきてしまったのです。本来必要なのは原稿用紙だったのです。父は怒ってしまい、すぐ文房具屋へ戻って取り替えてくるよう命令しました。当時の私は、人見知りが強く、知らない人とは口の聞けない子だったのです。
私は文房具屋へ戻すべき、方眼紙だけを持ち、外へ出されました。文房具屋に行くに行かれず、モタモタ歩き出しました。すると母の声が後ろから、「智広!智広!」と呼びます。母は、私の手にする方眼紙を受け取ると、原稿用紙を買うお金を持たせてくれました。母は、私が、文房具屋の店員さんに事情を説明して紙を取り替えくるような利発な子ではないことを、よく知ってたのです。私は本来買うべきだった紙を新たに買い、家に帰りました。父はこのような経緯は知らずに、私が文房具屋で交渉したのち帰って来たと想定して、私を静かに受け入れました。
これは小さな実体験ですが、母と父の役割の差が、明確です。母の教育は、「そのままで良いんだよ」と、あるがままの子供を受け入れる愛情が根底です。父の教育は、「成長のためには、変化してゆくことが大切で、いつまでもそのままではいけないんだよ」と、より成長すべく努力する子供を受け入れることが根底です。

武道教育の価値
武道教育の価値は、どこにあるのでしょう。母性の役割と父性の役割、どちらかといえば父性に近い。そして父性より、もっと外へ踏み出す力を育むものだと思います。武道の技の修錬は、「攻めは最大の防御なり」と武道格言が教えるように、危難へ踏み込みかつ自らを護る教えです。英語でいうテイク リスク・チャレンジ精神です。アメリカにヒューレットパッカード社、あります。スタンフォード大学卒業生のヒューレットさんとパッカードさんが、創立者です。創業期は、軍需産業のレーダーを作っていました。その後、コンピューター関連。その後、インターネット関連と変化し続けています。変革と蓄積を、繰り返し続けています。これは攻めと防御の武道精神の体現で、チャレンジ精神です。ヒューレットさんとパッカードさん、どんな方々でしょう。スーツではなくTシャツで、ゼロから作り上げること、白地のキャンパスに絵を描くことに面白さを感じた、それでいて立派な企業経営者だったのでしょう。

二つの武士像 下克上こそ
 
二つの武士像あります。
1.
戦国時代の下克上の武士です。一族郎党が生き残るため、あらゆる権謀術数を尽くし、勝てば官軍です。
2.
徳川家康が天下統一し、儒教を取り入れ、葉隠に語られる忠義第一の教育を受けた武士です。
どちらを選ぶかは、人の好き好きです。私は下克上の武士こそ本来の武士像で、武道教育の価値はそこにあると思います。平和な時代には、そこに合った武士を必要としたでしょう。しかし今日の日本を、平和などと油断していて良いとは思いません。

これからの日本
昔、ベネチアという繁栄した国ありました。1500年には1人当たりの豊かさが世界一の国だったそうです。ベネチアは、ルネサンス期の時代変化に対応できず、衰退したのです。国の外では、オスマン帝国の地中海進出、新航路発見による競争環境の変化ありました。国内では、豊かさに慢心し、国民が変化を嫌っていたそうです。
ひと昔、Japan as No.1 語られた国あります。ベネチアの歴史は、今の日本のことです。国外では、中国の躍進とアメリカの衰退、AIIoTの産業革命。国内では、労働人口・総需要の減少です。未だ改正されない憲法・社会保障制度など、国民は変化を受け入れません。
今の日本に必要なこと、現状打破、下克上の武士道精神だと思います。世界最古の統一国家である日本。それはそれとして、現実に目を背け、過去の日本に篭っていてはなりません。武士道精神で、白地のキャンパスに新しい国を描いていこうではありませんか。武道の子供クラスで、そんな風に訴えていきたいです。

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